ノーベル賞梶田隆章さんのご両親から学ぶ、子育て法とは?

 

先日、フジテレビの情報番組「ノンストップ」でノーベル賞についての特集があり、ノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章さんのご両親、梶田正男さんと梶田朋子さんが出演されて、子育ての教育法についてお話されていました。そこには、ノベール賞が取れるような優秀な子を育てるためのヒントが。番組で放送された内容をまとめてみました。

 

勉強時間より大切なものは?

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「1日何時間勉強していた?」という質問に「特別1日に何時間勉強しろとか、言わなかった」というご両親。

梶田隆章さんは、夕食前の30分から1時間ほど勉強していたとのこと。小中学生の学校以外の勉強時間で一番多いのは「2~3時間」(※文科省より)らしいので、それほど、長い時間勉強をしていた子供ではなかったようです。

しかし「集中力は抜群」だったとご両親。「子供のころ、食事をしているときに、数学とか理科とかの何かを『あ、ひらめいた!』と言って紙と鉛筆を取って(部屋まで行くと忘れてしまうので)すぐに書き留めていた」と一度考え出すと止まらない、並外れた集中力があったエピソードをお話していました。

小学校への入学時、梶田隆章さんはお父様と「先生の言うことをよく聞いて」「宿題はしっかりやる」この2つだけ約束したそうです。

梶田隆章さんがお父様の言いつけを守り、先生の言う事を集中して聞いていたことが、集中力を養い“研究に生きた”のではないかとお母様。

梶田さんが、先生の言う事をどれだけ集中して聞いていたかと言うと「(先生の)顔をよく見て(先生が)あっちへ行っても、こっちへ行ってもよく見ているので、疲れてしまい気が抜けない」と先生が、家庭訪問でおっしゃっていたほどでした。

 

ポイントは読書?

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「1日何時間本を読んでいた?」という質問に対して、子どものころ本が大好きだった梶田隆章さんは、夕食後1日2~3時間は本を読んでいたとのこと。

一般の小中学生で最も多いのは「まったく読まない」である、というデータがあるそうです。ご両親は「『外で遊んできなさい!』って言っても遊べないんです。

本を読みたいと一旦は外に出るんです。庭へ。でもすぐに帰ってきてしまう」と。確かに世間のママさんたちにも同じような悩みはあるかと思います。

 

番組では「この時の両親の行動が栄光の階段を上る後押しに!」と。ご両親は、梶田さんに本を好きなだけ読ませてあげたそうです。

特別なルールはなく、子どもの好奇心を止めることなく後押ししたとのこと。このことが、良い結果を生み出したポイントだと説明していました。

 

アトムではなくて博士?

 

また、梶田隆章さんの好きなテレビ番組は「鉄腕アトム」でしたが。普通の子供ならば、登場人物の中で、一番好きなキャラクターは「アトム」だと思います。

しかし、梶田隆章さんは、アトムを作った「お茶の水博士」に憧れていたそう。そしてお母様に「博士になってもいい?」と聞いたそうです。

他の子供とはちょっと違った子どもに対して「うん、いいよ」と答えたお母様。

そして「じゃあ、お勉強しなきゃね」と言っていたんだとか。

番組では「子供が興味を持ったことを応援して支える両親の教育方針の賜物かも」と締めくくっていました。

ちなみに、昨年のノーベル賞受賞者の中村修二さんもお茶の水博士のファンだったそう。

番組で解説をしていたノーベル賞に詳しいジャーナリストの方も「何人か『お茶の水博士』が好きなノーベル賞受賞者を知っている」ということでした。

お子さんにアトムを見せて、お茶の水博士のファンになったら、研究者の素質があるのかもしれませんね。

 

まとめ

もちろん、梶田隆章さんの本来のポテンシャルが大きいとは思いますが、ご両親が、子どもの頃の梶田さんの好奇心を上手に後押ししたことは、梶田さんが研究者として成功した大きな要因だったのかもしれないですね。同じ子を持つ親としていろいろ気づかされた内容でした。

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